突如飛び込んできたそのアイデアは、整合性と変態性に満ち満ちておりました。「少女の乳首の形をしたチョコとか、いいんじゃないかな」。次なるチョコレートを世に贈るため、マダムキキがお招きした現代美術家・会田誠様のお応えは、14世紀の哲学者、オッカムのように冴え渡っておられました。ご高覧いただけますように、この『CHOCONIP』には、その発育過程によって8段階、8個のチョコが入っております。口の中で溶けていく、ひとときの美、背徳、そして愉悦。珠玉のエディブル・アートを、ぜひお愉しみくださいませ。
“CHOCONIP”
MAKOTO AIDA x Mme KIKI
「乳首とはつくづく愛らしいものだと思います。その形はチョコレートという、小粒でも非日常的な僥倖が濃厚に詰まった、甘〜い御囲地に相応しいはず、と考えました。水を加えて少し緩くした紙粘土で、主に左右の人差し指2本を使い、心を込めて8つの原型を作らせてもらいました。」 – 会田誠
directed by Yutaro Midorikawa
supported by YODOYA
produced by Mme KIKI
special thanks
MIZUMA ART GALLERY
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